高速バス
高速バスとは、高速道路を主に通行する路線バスのことを指す。一般的には、都市間輸送ないしは都市と観光地を結ぶものの中で、高速道路を利用するものを指す。また、都市と空港への連絡バスや、都市内輸送をする路線バスの中にも、経路上高速道路を常に通過するものも存在するが、一般には「高速バス」とは言わない。また、はとバス等定期観光バスで、高速道路を常に通行するものも除かれる。
高速道路を通行する事から、バスの着席定員以上の乗客を乗せて運行することが出来ないため、定員制または座席指定制を採用する事が多い。
日本では、中央自動車道の一部完成により、新宿―富士五湖間の長距離バスを中央自動車道に乗り入れたのが最初とされている。
1980年代後半から、高速道路網の普及やバスの運行免許の発給用件の緩和により、大都市のバス業者と地方の業者が相互乗り入れする形で路線拡大が急速に進み、全国ネットを確立した。品川―弘前・新宿―博多など長距離夜行路線が中心であったが、新宿―下呂温泉・難波―東京ディズニーランドなど鉄道や飛行機が直行しない路線や、さらには東京―名古屋―大阪・東京―仙台などが安価な都市間交通手段として人気がある。その一方で、採算の取れないマイナー路線は淘汰されつつある。
海外では、鉄道や航路の未発達な発展途上国を中心に利用されているが、先進国・準先進国でも、高速道路が発達した地域では、多くの路線が設定されていることが多い。フィリピンやペルー、ドイツや台湾はそれぞれの例である。特に鉄道・航空機との競争が激しい台湾では、2列シート、按摩、おしぼり、個人TV、バスガールつきの豪華な高速バスが提供されている。
一方アメリカ合衆国では、「国土が広いためバスでは時間がかかりすぎる」「航空自由化により航空機での移動が低価格化した」等の理由で、都市間交通は高速な航空機の独擅場と化し、都市間バスは淘汰されつつある。






