京都市営地下鉄東西線
東西線(とうざいせん)とは、京都市中京区の二条駅から伏見区の醍醐駅を結ぶ12.7kmの京都市営地下鉄の路線である。軌間1435mm。全線複線直流1500V電化。京都市2番目の市営地下鉄路線として1997年に開業。中心部では押小路通・御池通・三条通の地下を通る。二条駅から蹴上駅まで市内を東西に貫き、蹴上駅から山科駅まで山を迂回するようにカーブし、山科駅から醍醐駅までは山科区を南北に走る。
大津との都市間輸送および山科・醍醐地区の通勤輸送を担う路線であり、一日平均12万人が利用している。
全ての駅にホームドアが設置されている。地下鉄でのホームドアの採用は国内2例目。
また、各駅ごとにシンボルカラーが選定されており、ホームドアのほか、駅名表示部、駅名パネル、駅務室の外壁、エレベーターの扉などがその色で統一されている。
このシンボルカラーは下の表のようにグラデーションしていく。
| 二条 | 二条城前 | 烏丸御池 | 京都市役所前 | 三条京阪 | 東山 | 蹴上 | 御陵 | 山科 | 東野 | 椥辻 | 小野 | 醍醐 |
| 山吹色 | 柿色 | 朱色 | 韓紅(からくれない) | 菫色 | 菫色 | 菫色 | 桔梗色 | 藤紫 | 藤色 | コスモス色 | 紅梅色 | さくら色 |
駅は全て島式ホームで、エレベーター、エスカレーターの完備のほか、トイレの段差をなくしたり、車椅子用スペースを設けたりして、バリアフリーが心がけられている。
現在、醍醐駅からは六地蔵駅まで、二条駅からは天神川駅までの延伸工事が行われており、平成16年秋の完成を予定している。
歴史
東西線は人口の伸びの著しい東部地域(山科区・伏見区)と都心部をつなぐための交通機関として昭和50年頃から計画が進められ、まず二条-醍醐間の建設を行うことが決定された。
しかし、その時計画されたルートのうち、御陵-三条京阪間は京阪京津線が地上を走っており、この競合が問題となった。
併設については、過当競争を招くとして、また、この区間の地下鉄を公営地下鉄方式で作りそこに京阪線が乗り入れることは、民営鉄道である京阪線の改良を公営方式で行うことになるために、不適当とされた。
協議の結果、京都市と京阪電鉄で第三セクターをつくり、そこが第3種鉄道事業者の免許を取得した上で、京都市が第2種鉄道事業者の免許を取得してその区間の列車運行を行うことに決まった。こうしてできたのが京都高速鉄道株式会社である。1988年(昭和63年)に発足し、社長には当時の京都市長今川正彦が就任した。
こうして、京都高速鉄道が日本鉄道建設公団方式で地下鉄を新設し、乗り入れに伴って京阪京津線の地上区間は廃止されることとなった。
東海道新幹線や鴨川をくぐる難工事を経て、1997年10月12日に二条~醍醐間が開業。京阪京津線が京都市役所前~御陵間に乗り入れを開始した。
京阪京津線が当初予定していた三条京阪ではなく、その次の京都市役所前まで乗り入れているのは、三条京阪付近では折返し運転をするのに必要なスペースが確保できなかったためである。
運行形態
京阪京津線の電車が御陵駅から京都市役所前駅まで乗り入れる。このうち三条京阪~御陵間は京都高速鉄道が第3種鉄道事業者、京都市交通局が第2種鉄道事業者となっている。
京都市営地下鉄の電車は二条~醍醐間の運転で、京阪京津線への乗り入れは行わない。
駅一覧
二条駅 - 二条城前駅 - 烏丸御池駅 - 京都市役所前駅 - 三条京阪駅 - 東山駅 - 蹴上駅 - 御陵駅 - 山科駅 - 東野駅 - 椥辻駅 - 小野駅 - 醍醐駅






