仮面ライダー
仮面ライダーは、石ノ森章太郎が原作と漫画の執筆を担当し、毎日放送・NET(後に1975年のネットチェンジによってTBSに変更)系がテレビ番組を放送することで大ヒットした特撮ヒーロー番組の主人公であり、その番組ならびにシリーズのメインタイトルである。
概要
仮面ライダーの第1作は、1971年に発表された。(本ページに後述)
それまでの覆面もの・超人ものなどのヒーローものとは一線を画した「異形」のヒーロー像と、颯爽とバイクを駆り「ライダーキック」などダイナミックなアクションを見せるスピーディな演出、毎回登場する多彩で特異でグロテスクな怪人たちの表現などが、当時の視聴者に衝撃を与えた。
また単騎で敵と戦う等身大のヒーローの姿はテレビを見る子どもたちの心をしっかりと捉え、「ライダーごっこ」はそれ以降日本の子どもたちの典型的な遊びの一つとなる。
時系列、事件や敵組織、または世界観そのものを替え、多くの仮面ライダーたち及びそれぞれを主人公としたシリーズ番組が誕生した。それぞれの番組は基本的に、主人公となる「ライダー」(=仮面ライダー)の名称をタイトルとしている。
平成年間に再開された『仮面ライダークウガ』より後のシリーズ(俗に平成ライダーシリーズとも言われる)は、放送キー局がテレビ朝日に移っている。
歴代の仮面ライダーについては仮面ライダー一覧を、シリーズ番組については仮面ライダーシリーズを参照のこと。
第1作『仮面ライダー』
特撮テレビ番組『仮面ライダー』は、1971年4月3日から1973年2月10日にかけて毎日放送・NET(現テレビ朝日)にて放送された(計 98 回)。 石ノ森章太郎が原作を担当し、少年向け雑誌「ぼくらマガジン」(後に「週刊少年マガジン」に連載誌を変更)に連載を開始した。
悪の組織ショッカーによって改造人間になってしまった本郷猛、一文字隼人が、仮面ライダーになって、ショッカーに立ち向かうストーリー。
物語上では、本郷猛が変身する仮面ライダーは仮面ライダー1号、一文字隼人が変身する仮面ライダーは仮面ライダー2号と言われている。
後に両者を評して「技の1号、力の2号」などという表現が番組中から生まれた。
尚、本来は 2号の設定は存在しなかった。本郷猛役の藤岡弘が、番組開始後間もない第 9 ~ 10 話の撮影中の事故により全治 3 ~ 6 ヶ月と診断される重傷を負い、代役が必要となったため急遽生まれたものである。第 13 話までを既存のエピソードから流用した藤岡の映像と声優の納谷六朗による吹き替え、そしてスタントマン演ずるライダーのシーンをつなぎ合わせてしのぎ、第 14 話から、ヨーロッパのショッカーと戦うため日本を離れたという設定の1号に代わり、佐々木剛演ずる 2号が登場することになった。
1号復帰後のダブルライダーという展開は、仮面ライダーV3やその後の仮面ライダーシリーズが長期にわたり人気を得る原因となったと考えられる。2号の登場がなければ、孤独な変身ヒーローを描いた単発作品で終わっていた可能性もある。まさしく怪我の功名といえるだろう。
敵組織ショッカーの怪人たちは、基本的に実在の昆虫や動物を人間と融合させた姿を持っており、彼らの名称も「クモ男」などと言った。
仮面ライダー自身もショッカーに「バッタ男」として改造されて誕生したという経緯があり、そのことは仮面ライダーの異形さを際立たせる結果となっている。
(シリーズが下るに連れ、第1作の持っていた仮面ライダーの「異形」は影を潜め、ヒーローとして、ライダーとして、あるいは戦闘に特化した姿としての洗練されたデザインになっていく)
終盤の敵組織はパワーアップしたゲルショッカー。怪人のコンセプトは2種類の生物を合成したものであった。






