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伏見城

伏見城は、現在の京都市伏見区にあった城郭。もともとは1592年豊臣秀吉が隠居所として、破却した聚楽第の建物の一部を宇治川沿いの丘陵である指月山に移築するなどして建設した城であった。

しかし、指月山の伏見城は1596年大地震で崩壊したため、やや離れた桃山(現在の木幡山)の地に新たに築城し直された。伏見城は、これにより桃山城とも呼ばれ、安土桃山時代の名称の由来となっている。

秀吉の死後、その遺言によって豊臣秀頼大坂城に移り、五大老筆頭の徳川家康がかわってこの城で政務をとった。関ヶ原の戦いのとき、家康の家臣鳥居元忠らが守っていた伏見城は西軍に攻められ、焼失した。

1601年より家康の命により再建され、1603年将軍宣下の儀式に使用。江戸幕府の西国支配の拠点となるが、大坂の役の後、伏見城の役割は大坂城へ移り、幕府にとっての重要性は薄れた。

まもなく1623年に廃城となり、一部の建物は大坂城、二条城などに移された。

伏見城本丸などの主郭部分はのちに明治天皇の陵墓(桃山御陵)とされたため、立ち入りが禁止されているが、1964年、やや離れた伏見城花畑の跡に遊園地「伏見桃山城キャッスルランド」が建設され、その目玉として鉄筋コンクリートによって模擬天守閣「伏見桃山城」が建設された。キャッスルランドは2003年に閉鎖されたが、伏見桃山城は京都市民の運動によって伏見のシンボルとして保存されることとなり、取り壊しを免れた。




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