一筆書き
一筆書きとは、ペンを紙から一度も離さずに図形を描くことである。例えば、三角形や四角形は一筆書き可能だが、十字「+」は一筆書きできない。
与えられた図形が一筆書き可能かどうかという問題の例として、「ケーニヒスベルクの問題」が知られている。
ケーニヒスベルクの問題
問題
ケーニヒスベルク(旧ソ連)に、以下のように7つの橋が架かっている場所がある。
この7つの橋を各1度ずつ通って、元の場所に戻ってくることができるかどうか? ただし、同じ橋を2度以上通ってはならない。
グラフ理論との関連
1736年、レオンハルト・オイラーは、この問題を以下のグラフに置き換えて考えた。

このグラフが一筆書き可能であれば、ケーニヒスベルクの橋を全て1度ずつ通って戻ってくるルートが存在することになる。
そして、オイラーは、このグラフが一筆書きできないことを証明し、ケーニヒスベルクの問題を否定的に解決した。
一筆書き可能かどうかの判定法
ある連結グラフが一筆書き可能な場合の必要十分条件は、以下の条件のいずれか一方が成り立つことである。
- すべての頂点の次数が偶数
- 次数が奇数の頂点の数が2で、残りの頂点の次数は全て偶数






