トルクメニスタン
トルクメニスタンは中央アジア南西部に位置する共和制国家。西部がカスピ海に面し、カラ・クム(「黒い砂」の意)砂漠が国土の80%を占める。アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接する。トゥルクメン人が人口の7~8割を占めるが、ロシア人やウズベク人も多い。トゥルクメン人はチュルク系語族で、また、古くから先住していたイラン系の住民とも混血している。トゥルクメン人は古くから精悍で戦闘好きの民族とされている。19世紀初めまで、強力な統一民族国家を作ったことが無く、部族意識が強いといわれる。小集落ごとに部落共同体を営んできた。5つの有力部族(メルヴ・テケ、アットク・テケ、ヨムド、エルサリ、ゴクレン)がある。天然ガスや石油が豊富。
面積:48万8,100平方キロ
人口:478万人(2002年4月)、約452万人(CIA Factbook,2000年7月推定)
首都:アシガバート(Ashgabat)(人口は50万人程度)トゥルクメン語で「愛の町」の意。
通貨:マナト Manat(1マナト=100テンゲ)
トゥルクメン人(85%)、ロシア人(7%)、ウズベク人(5.0%)、その他(3.0%)(2002年)
イランに多数、その他アフガニスタン、イラク、シリア、トルコに少数。
文化
アハル・テケ。トルクメニスタン名産の馬。トルクメニスタンの誇り。かのアレキサンダー大王もお気に入りだったという。
トゥルクメンの絨毯。
トゥルクメンの帽子カルパック
参考
地形
国境線の長さは3736km 気候
亜熱帯性砂漠気候。夏は40~50度、冬は0度ほどにもなる。日中と夜間の寒暖の差が激しい。昼と夜で20度を超える温度差になることもある。雨はほとんど降らない。(春に少し降る)言語
トゥルクメン語(チュルク語系言語。特に同じグループに属するトルコ語、アゼリ語に近い)が公用語だが、ロシア語(トゥルクメン人でも長く都市部に住んでいる者やエリートなどの中にはトゥルクメン語の方が苦手な者もいる)も広く通用民族構成
現在はロシア人は減少傾向にある
トゥルクメン人(77%)、ウズベク人(9%)、ロシア人(7%)(CIA Factbook,1995年)
国外に住むトゥルクメン人
健康
平均寿命は60才程度歴史
人類最古の農耕集落遺跡のひとつアナウ遺跡(アシガバド郊外)。
紀元前2(3?)世紀頃のパルティア王国(中国名「安息国」)の発祥地ニサ遺跡。またこの時代現在のアシガバドの位置に小さな集落があった。
サーサーン朝ペルシア。
6世紀、遊牧のトルコ系民族。
7世紀~ウマイヤ朝・アッバース朝
9世紀、サーマーン朝。
セルジューク=トルコ。ガズナ朝。ホラズム王国。
13世紀、モンゴル侵攻。イル=ハン国。ティムール帝国。
16世紀~ヒヴァ=ハーン国、ブハラ=ハーン国、サファヴィー朝イランなどと絶えず侵略される。1869年ロシア軍、カスピ海東岸に上陸。
1881年帝政ロシア軍がアシガバートを占領し基地を築く。(ニコライ1世時代)
1882年帝政ロシアにより、カフカス総督管区内のザ・カスピ州とされる。
1880年~ザ・カスピ鉄道開通。ロシア向け綿花栽培の拡大。
1910年頃~ロシア綿工業の原綿の供給地の役割を果たす。(今も繊維工業や綿花栽培は主要な産業となっている)
1916年~1918年反ロシア大暴動(バスマチ運動)。
1924年トルクメン・ソビエト社会主義共和国としてソ連構成国の1つとなる。農業集団化に反発した遊牧民の抵抗が36年頃まで続いた。
1990年8月22日に主権宣言を行い、10月27日には直接選挙による大統領選で単独候補のサパルムラト・アタエヴィチ=ニヤゾフ最高会議議長が98.8%の得票率で当選した。
1991年10月26日の国民投票でソ連からの独立に94.1%が賛成し、翌10月27日独立。
1992年5月18日最高会議が大統領権限を強めた新憲法を採択。
1992年5月ロシア・CIS諸国との集団安全保障条約の署名を拒否。
1992年6月の大統領選でニヤゾフ大統領が99.5%の支持で再選。
1995年12月国連総会において「永世中立国」として承認される(ロシアの影響力を排除する目的と言われる)。ニヤゾフ大統領は個人崇拝による独裁体制をしき、2002年8月には終身大統領とされた。ニヤゾフ大統領は「トゥルクメン・バシュ(トルクメン人の頭(かしら)の意)」と称されている。
2002年11月25日アシガバートで大統領の車列が銃撃を受ける。警護員1人が重傷。
政治
議会
マジュリスと呼ばれる50議席の議会があるが、国権の最高機関は大統領主宰の国民評議会。政党
旧トルクメン共産党の後身「トルクメニスタン民主党」の一党独裁で、ニヤゾフ大統領が党の議長。地方行政
5州で構成(アハル州、バルカン州(バルカン諸国州)、ダシュホウズ州、レバプ州、マリー(マルィ)州)軍隊
経済
産業
天然ガス、石油、綿花栽培、繊維工業
教育
メディア
観光
知名人
マフトゥムグルはトルクメニスタンの国民的詩人と言われる。首都アシガバトのメインストリートは「マフトゥムグル通り」と名づけられている。






