ユーゴスラビア
ユーゴスラビアは、1929年-2003年の間に存在した東ヨーロッパの国。 バルカン半島に位置し、国境をイタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシャ、アルバニアと接していた。
ユーゴスラビアは「南のスラブ人の土地」を意味し、国家の名称は1929年、ユーゴスラビア王国として使用されたことに始まる。
1953年から1980年にかけて大統領として政権をとったヨシップ・チトーは、社会主義国家でありながらソビエト連邦と一定の距離をとり、ワルシャワ条約へ加盟せず、冷戦への憂慮などから非同盟運動(Non-Alignment Movement, NAM)を始めるなど独自の路線を打ち出し、現在のスロベニア、マケドニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナを含む多民族国家を平和に治めることに成功したと評されることも多い。
1990年代に入ると、民族間の対立という形をとった内戦が相次ぎ、上記の国々は平和的、あるいは内戦の末に、次々に独立を遂げることになる。ここにはチトーの死と東欧における社会主義の崩壊が大きく影響しているとする見方が多い。
1990年代後半にはソロボダン・ミロシェビッチのセルビア民族中心主義勢力が台頭し、コソボ地域における内戦を招き、1999年NATOによる爆撃、その後の和平協定に基づく国連暫定統治機構(UNMIK)の設置につながった。ミロシェビッチは、大統領の座を追われ、ハーグの国際戦犯法廷に立たされる中、同国はセルビア・モンテネグロに名称を変更した。
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