グレゴリオ暦
グレゴリオ暦は現在世界各国で使われている暦(こよみ)で、それ以前に使用されていたユリウス暦に修正を加えた太陽暦の一種である。天文学者アロイシウス・リリウスや数学者クリストフェル・クラヴィウスらの勧めによってローマ教皇グレゴリウス13世が1582年2月24日に発布し、同年10月5日(木曜)の翌日を10月15日(金曜)とすることで実施された。
ユリウス暦では、平均年を365.25日としていた。しかし平均回帰年は約365.2422日であり、この方式では1000年ごとに8日もの補正が必要であった。グレゴリオ暦では1年を365.2425日とし、3000年に1日の誤差となった。これは春分回帰年の365.2424日に非常に近い値である。また、3000年の間には地球の軌道や自転などの変化から、異なる補正が必要となるので、十分な精度があると言える。
平均年を365.2425日とするために、閏年を使用する。通常の年は365日であり、4年に一度閏年を設け、366日とすることで、平均年を365.25日とする。さらに100で割り切れて、かつ400では割り切れない年は閏年にしない。こうして400年に3日減らすことで平均年を365.2425日としている。
グレゴリオ暦導入の歴史
グレゴリオ暦導入は、ユリウス暦と太陽年との実際のずれについてロジャー・ベーコンが指摘してから実に3世紀もの間かえりみられず、宗教的な問題が顕著になるまで放置された。グレゴリウス13世による改暦後も、ローマ教皇による発令だったためか、ヨーロッパ圏内でもカトリックの国は比較的早く導入した。しかしそうでない国は導入までに100年以上隔たりがある。






