ナイト
ナイト(Knight)は、イギリスの叙勲制度(British honours system)において受勲者に与えられる、中世の騎士階級に由来した爵位あるいは称号である。日本語では勲功爵、勲爵士などと訳されるが、ナイトとカタカナで表記されることも多い。
主に国家に功績があった者に対し、首相の助言(外国籍の者に対しては、外相が推薦)により君主(国王)が授与する。受勲者は年に2度、新年と国王の誕生日に選定され、中世の騎士が行っていたのと同じように、君主が儀礼用の剣で叙勲者の軽く肩を叩く騎士叙任の儀式が行われる。
ナイトには、中世の王室騎士団制度に由来する勲爵士団(Order of Chivalry)に属する者と、属さないナイト・バチェラー(Knight Bachelor)と呼ばれる者がある。各勲爵士団への叙任が事実上の勲章授与であり、Order of the Garter(中世のガーター騎士団)のナイトの叙勲を日本ではしばしば「ガーター勲章」の授与と呼んでいる。叙任される人物の地位によって多くの勲爵士団の種類と階級があり、勲爵士団に属さないナイト・バチェラーを含めて実質上の勲章の序列をなしている。
ナイトに叙任された男性はサー(Sir)、その夫人はレディー(Lady)の敬称を使うことができる。また、ナイトに相当する叙勲を受けた女性はデイム(Dame)の敬称を許される。ただし、ナイトの称号は一代限りで、世襲することは許されない。これらのナイトの上に、世襲が認められるバロネット(Baronet, 准男爵)があり、その上層に世襲を行わないが貴族に並ぶ一代貴族も存在する。






