アヘン
アヘン(阿片)は麻薬の一種で、ケシ(芥子)の実から生産される。
精製の必要がないために極めて古くからその存在が知られていた。今日では他の麻薬に比べ麻薬性は相対的には少ないとされるが、過度の服用は幻覚症状などを引き起こし、また中毒に到る恐れもある。
モルヒネなどの多くのアルカロイド類(アヘンアルカロイド)を含んでおり、製薬原料として広く利用されている。
アヘンはモルヒネのジアセチル体であるヘロインの原料となるが、ヘロインは麻薬性に偏った成分を持つため、アヘンよりもさらに危険な麻薬として厳しく取り締まられる。
日本では麻薬及び向精神薬取締法とあへん法が、あへんやヘロインの使用、所持等を禁止している。また同法により、原料のケシの栽培自体も禁止されている。性質
ケシの開花後、10~20日経った熟する前の実に切り込みを入れるなどすると乳液状の物質が穫れ、乾燥させると白い粉末になる。これがアヘンである。社会の対応
アヘンは多くの国で麻薬の一種としてその製造・販売・販売目的の所持が禁止または規制されている(自己使用を処罰する日本の法制は、比較法的には少数派である)。
あへん法にいう「けし」とは、パハヴェル・ソムニフェルム・L、パハヴェル・セティゲルム・DC及びその他のけし属の植物であって、厚生労働大臣が指定するものをいい、「あへん」とは、けしの薬汁が凝固したもの及びこれに加工を施したもの(医薬品として加工を施したものを除く。)をいう(同法3条1号、2号)。






