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ラジオ

ラジオとは、無線送受信技術のことであるが、一般に次のような意味に用いられる。

Table of contents
1 ラジオ放送の種類
2 ラジオ放送の変調方式
3 ラジオ放送の周波数帯
4 ラジオ放送の最初
5 関連項目

ラジオ放送の種類

電波に音響情報を乗せて送るためには、高周波の電波を低周波の音響信号で変調(moduration)する必要がある。変調方式の違いにより幾つかのラジオ放送方式が存在する。
また、放送に用いられる電波の周波数帯の違いにより分類することもできる。日本では、主に
中波帯を使うAM放送、短波帯を使う短波放送、超短波帯を使うFM放送の3種類の放送が行なわれている。

AM放送

広義には、振幅変調によるラジオ放送であるが、一般には、中波(日本では531-1602kHz)での振幅変調によるラジオ放送を指す。
AM放送は搬送波の帯域幅が9KHzしかなく、また変調方式の特性としてノイズ等に耐性が弱いため、基本的には情報を提供するような番組が主に放送されている。送信局から到達する範囲が広いために、複数の都道府県にまたがって放送される。
また、高速道路等で路側の同軸ケーブルからAM電波(通常は1620kHz)を漏洩させて、混雑状況を案内するなど、特殊な用途にも使われている。

短波放送

周波数短波帯を使い、上記AM放送同様、振幅変調を用いて放送されている。
さらに、短波帯特有の電離層の反射により遠方まで到達する特徴を持つため、国内だけでなく国際ラジオ放送にも利用されている。:
この特性から、受信信号の周期的な強弱の変化(フェーディング)があり、安定度は劣る。

現在、日本での商用の国内向け短波放送は日本短波放送(ラジオたんぱ)のみが行っており、平日日中は株式関係、夜間は通信教育や医療従事者向けの専門色の強い番組、土曜や日曜の中央競馬開催日には競馬中継等の、やや特殊なコンテンツが流れている。

国際ラジオ放送については、日本では、NHKの国際放送部門である「NHKワールド・ラジオ日本」が22カ国語による海外向けラジオ放送、および海外にいる日本人のための日本語放送を行っている。

FM放送

周波数に超短波帯(日本では76-90MHz)を使い、周波数変調を用いて放送されている。
1チャンネルの周波数帯域が100kHzあり、雑音に強いため主に音楽番組等が放送されている。また、多重技術を利用して、ステレオ放送、文字多重放送が行なわれている。通信教育放送も地域により行われている。
使用周波数の特性上、放送局(送信所)から到達する距離が短いため、1つの都道府県内、あるいはさらに細かな中継所単位で放送が行なわれている。
この特性を利用して、最近では地域に密着した情報を提供することを目的とするコミュニティFM局と呼ばれる、1つの市区町村程度を対象に、出力を20W以下で放送を行う形態もある。

従来、放送局(の送信所)は陸上に固定されてきたが、最近では人工衛星を用いて放送を行う衛星ラジオ放送(DAB等)も行われるようになった。

放送衛星、通信衛星を用いた衛星放送や地上デジタル放送ではテレビジョンだけでなく、ラジオ放送も行われる。

ラジオ放送の変調方式

アナログ変調方式

デジタル放送方式

ラジオ放送の周波数帯

ラジオ放送の最初

無線での音声放送(ラジオ)を世界で初めて実現したのはエジソン社出身の電気技術者レジナルド・フェッセンデンで、1900年に歪みはひどいものの最初の通信テストに成功した。彼は引き続き、ヘテロダイン検波方式や、電動式の高周波発信器を開発してラジオの改良に取り組んだ。
1906年12月24日には、マサチューセッツ州の自己の無線局から、自らのクリスマスの挨拶をラジオ放送した。フェッセンデンはこの日、レコードでヘンデル作曲の「ラルゴ」を、そして自身のバイオリンと歌で「きよしこの夜」を電波に乗せた。偶然に傍受した無線技術者たちを驚かせたこの放送こそ、「世界初のクリスマス特別番組」であり、フェッセンデンは「史上初のラジオアナウンサー&プロデューサー」と言えるだろう。
正式な公共放送(かつ商業放送)の最初は、1920年11月2日にアメリカ・ペンシルヴァニア州ピッツバーグで放送開始したKDKA局と言われる。最初のニュースは大統領選挙の情報で、ハーディングの当選を伝えた。

日本初のラジオ放送

日本初のラジオ放送は、1925年3月22日午前9時30分、社団法人東京放送局(JOAK:現在のNHK東京放送局)が東京・芝浦の東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)内に設けた仮送信所から発した京田武男アナウンサーによる第一声

アーアーアー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。こんにち只今より放送を開始致します

であった(当時使われていたラジオは「探り式鉱石受信機」がほとんどであり、第一声の「アーアーアー」は、この間に聴取者が鉱石の針先を一番感度の良い部分に調節できるようにするための配慮であると言われている)。
周波数は800kHz、空中線電力約220Wであった。

元々は3月1日に放送を開始する予定であったが、購入する予定だった日本にたった1台の放送用送信機(ウェスタン・エレクトリック(WE)社製)が、同じく設立準備中の大阪放送局に買い取られてしまった。
そこで東京放送局は、東京電気研究所の送信機(ジェネラル・エレクトリック社製)を借り放送用に改造して使用することにしたが、2月26日の逓信省の検査で「放送設備は未完成のため3月1日からの放送はできない」と判断された。
既に3月1日から放送を開始すると報じており、また、大阪放送局よりも先に日本初のラジオ放送を行いたいということで、「試験放送」という形で逓信省の許可を受け、なんとか3月1日から放送を開始することができた。
3月22日には逓信省から正式に免許を受けて仮放送を開始し、7月12日に愛宕山からの本放送が開始された(あらためて購入した出力1kWのWE社製送信機を使用)。

大阪放送局はその年の6月1日から仮放送を出力500Wで開始した。
さらに、名古屋放送局(出力1kWのマルコーニ社製送信機を使用)も同年7月15日に放送を開始した。

関連項目




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