平安時代
794年に桓武天皇が平安京に都を移してから、1192年に源頼朝が征夷大将軍に就任するまでの約400年間。
桓武朝以下数代が天皇が直接に政治を行う時代だった。初期は奈良時代以来の律令に基づく政治が行われていたが、次第に時代の趨勢と合わなくなっていったため、律令にはない官(令外の官)を設けることで対処した。関白はその典型である。
仁明朝以降、天皇との外戚関係を基礎とした藤原氏が力を強め、これに源氏姓などを賜って臣下に下った皇族出身の貴族たちを加えた上流貴族によって政治が行われた。中央貴族や寺社の私領的性格が強い荘園が増え、地方政治を圧迫するようになる。受領と称される国司の中には収奪を事とする者も現われ,地方政治は次第に乱れを見せていった。
地方政治の乱れに伴い、地方に下った皇族や貴族が貴種として武士の頭となって台頭した。彼らは中央の権力者と結びつくことで、中央政界に進出するようになる。しかし当初は警護者、軍事専門家としての低い役割であった。
末期は上皇が子または孫である天皇の後見として政務をとる院政を行った。権力を集中した上皇と結びつくことにより、源氏及び平氏が二大勢力として登場し、平清盛の出現により遂に政権を掌握することになった。
しかし,平氏政権はそれ以前の貴族政治を半ば踏襲した過渡的な性格の政権であったため、それに不満を抱いた武士たちが平氏への対抗勢力として源氏の下にまとまるようになった。源平合戦により平氏政権が倒れ、東国に源頼朝が武家政権を確立したことにより幕を閉じる。






