柔道
柔道(じゅうどう)は、明治15年に嘉納治五郎が創始した武道。格闘技、スポーツともいえる。2人の選手が組み合って、相手を投げて背中から落とす、相手の足をはらい倒す、あるいは一定時間以上押さえ込むことができれば勝ち。「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、単なる勝利至上主義ではなく、精神鍛錬を目的としているとされる。
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2 歴史 3 技術体系 4 段級位制 5 整体との関連 6 流派 7 関連項目 8 外部リンク |
ルール
試合場は、8m×8mから10m×10m四方の畳の上。67種類の「投げ技」と29種類の「固め技」を使って、相手を倒すことを競う。
試合は制限時間の中で戦われ、優勢なものの勝ちとなるが、「一本勝ち」の場合残り時間にかかわらずその時点で試合は終了する。また、両者に有効な技がなかった場合には、主審および副審の判定により優勢勝ちが告げられる。
投げ技
相手を勢いよく、仰向けに倒したとき「一本」勝ちとなる。「一本」に準ずる倒し方は「技あり」、「技あり」に準ずる倒し方は「有効」、さらに下には「効果」がある。「技あり」2回で、「一本」相当になる。「有効」・「効果」は、2回分をあわせることはできない。
固め技
相手の背中を畳に押しつけ、動けない状態にして25秒間経過すると、「一本」勝ちになる。20秒以上25秒未満で「技あり」、15秒以上20秒未満で「有効」、10秒以上15秒未満で「効果」である。
歴史
古くは、12世紀以降の武家社会の中で、武芸十八般と言われる武士の鍛錬法の一つとして柔術が発展していた。江戸時代までには、百を越える流派が生まれていたとされる。
1882年に、嘉納治五郎が、固め技を中心とする天神真揚流柔術、投げ技を中心とする起倒流柔術の技をベースに、自ら発見した「崩し」の原理を加えて整理体系化し、講道館柔道を創設した。
1964年の東京オリンピックで、正式種目となる。女子種目も、1988年のソウルオリンピックで公開競技、1992年のバルセロナオリンピックでは正式種目に採用された。
現在は、世界中に普及し、世界柔道連盟の加盟国・地域も184カ国ある。日本以外では、欧州で人気が高く、特にフランスの競技人口は、日本の競技人口を大きく上回っている。
当身技については、現在では昇級・昇段審査においても行われることが稀であるため、柔道修行者でもその存在を知らないことが多く、また指導できる師範も少ないのが現実である。
初段が黒帯というのは広く知られており、クロオビは英語圏でも通用する単語となっている。
成年部の場合の帯と段級位の関係は以下のようになっている。(四級以下については、道場によって違いもある)
現在、市井で「整体」と一般に呼ばれている技術体系は、正式には「柔道整復」といい、講道館柔道の活法をもとにしている。そのため、整体師を兼業している柔道の師範も少なからず存在する。
技術体系
講道館柔道の技は「投げ」「固め」「当身(あてみ)」の3種類に分類されるが、嘉納自身、当身技は競技中で行うには危険として乱取り・試合では「投げ」「固め」のみとした。このゆえにスポーツとしての柔道は安全性を獲得し、広く普及していくこととなった。段級位制
段級位は、数字の大きい級位から始まり、上達につれて数字の小さな級位となり、初段の上はまた数字の大きな段位になってゆく。
こういった段級位制は現在さまざまな武道や、あるいはその他書道などにおいても広くおこなわれているが、講道館柔道のそれをベースにしているといわれる。
※六段以上は黒帯でも構わない。
※女子部は1/5幅の白線入りが基本。ただし国際規定では決まっていない。整体との関連
活殺自在というように、古来、武道は相手を殺すための殺法と、治療や応急処置のための活法から成っていた。流派
柔道には、空手と違い流派というものが基本的に存在せず、講道館柔道のみの一武道一流派
となっている。
あえて数えるならば、旧制高校で工夫を加えられた、寝技に特化した高専柔道が唯一の分派といえ、異彩を放っている。






