日本神話
| Table of contents |
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2 世界の始まり 3 大地の誕生 |
序説
現在日本神話と呼ばれる伝承は、そのほとんどが『古事記』『日本書紀』及び地方各国の「風土記」に見られる記述を元にしている。即ち「高天原」の神々を中心とする神話がその大半を占め、一方ではその出典となる文献は決して多くはない。
本来日本各地にはそれぞれの形で何らかの自然信仰や伝承があったと思われるが、大和朝廷の支配が広がるにつれてそのいずれもが「国津神」または「まつろわぬ神」という形に歪められて「高天原神話」の中に糾合されてしまったと考えられている。
その原形を残している可能性がある伝承が、一部の文献に見られる「荒吐(アラハバキ)神話」である。
また、後世まで大和朝廷などの日本の中央権力の支配を受けなかったアイヌや琉球にも、それぞれの神話が存在する。
以上を踏まえた上で、この記事においては『古事記』『日本書紀』などにより語られる「高天原神話」に絞り、日本神話として解説を加えていくことにする。
ただ、「高天原神話」に登場する主な神々は、大和朝廷ひいては現在の天皇家の祖先に当たると記述されているため、太平洋戦争以前の日本においては、「皇国史観」と呼ばれ愛国心と選民思想を国民に植え付けるためのプロパガンダとして軍国主義に利用された経緯があったことを忘れてはならない。
その上でここでは、あくまでも神話として、あるいは民俗学・考古学上の観点から、「高天原神話」について述べることにしたい。






