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日本神話

Table of contents
1 序説
2 世界の始まり
3 大地の誕生

序説

現在日本神話と呼ばれる伝承は、そのほとんどが『古事記』『日本書紀』及び地方各国の「風土記」に見られる記述を元にしている。即ち「高天原」の神々を中心とする神話がその大半を占め、一方ではその出典となる文献は決して多くはない。

本来日本各地にはそれぞれの形で何らかの自然信仰や伝承があったと思われるが、大和朝廷の支配が広がるにつれてそのいずれもが「国津神」または「まつろわぬ神」という形に歪められて「高天原神話」の中に糾合されてしまったと考えられている。
その原形を残している可能性がある伝承が、一部の文献に見られる「荒吐(アラハバキ)神話」である。
また、後世まで大和朝廷などの日本の中央権力の支配を受けなかったアイヌ琉球にも、それぞれの神話が存在する。

以上を踏まえた上で、この記事においては『古事記』『日本書紀』などにより語られる「高天原神話」に絞り、日本神話として解説を加えていくことにする。
ただ、「高天原神話」に登場する主な神々は、大和朝廷ひいては現在の天皇家の祖先に当たると記述されているため、太平洋戦争以前の日本においては、「皇国史観」と呼ばれ愛国心と選民思想を国民に植え付けるためのプロパガンダとして軍国主義に利用された経緯があったことを忘れてはならない。
その上でここでは、あくまでも神話として、あるいは民俗学考古学上の観点から、「高天原神話」について述べることにしたい。


世界の始まり

世界の最初、相次いで三柱の神が生まれた。この神は、太陽と天地開闢を表していると言われ、造化三神と呼ばれる。
続いて、二柱の神が生まれた。混沌の中に生まれた、万物の元になる神である。

この五柱の神は、特に性別はなくこれ以降表だって神話には登場しないが根元的な影響力を持つ特別な神である。そのため別天津神(ことあまつかみ)と呼ぶ。

次に、七組十二柱の神々が生まれた。

国之常立神と豊雲野神もまた性別はなく、またこれ以降神話には登場しない。
その後の五組の神々は、それぞれ男女の対の神々である。
以上の、七組の神々を総称して神世七代という。

ここまでの神々は、誰かに生み出されたのではなく、自ら生まれた神々である。それらの神々の起こりを経て、世界と性別の始まりがもたらされた。日本書紀においては、陰陽説を意識したくだりで表現されている。

大地の誕生

(以下続く)




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