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日本史

日本の歴史

Table of contents
1 概略
2 時代区分
3 一覧
4 用語
5 関連記事
6 地域別の歴史
7 前期中期旧石器時代捏造問題

概略

石器時代の日本

人類が石材を用いて道具や武器をつくり、使っていた時代を石器時代と呼んでいる。

日本列島に人類が移り住んだ時期は、種説あるが、後期旧石器時代(4~3万年前)である。確実な遺物としては、群馬県新田郡笠懸村岩宿(かさがけむらいわじゅく)で3万年前ぐらいの局部磨製石斧が発見された。全国的に多数の遺物が出土するのは約2万5000年ほど前である。これまで北海道から九州にかけて4000か所を超える遺跡が確認されている。

因みに、今から約1万3000年から1万2000年前に日本列島が形成され、気温も温暖になり人類が活躍できる環境になってきた。 (→脚注

縄文・弥生時代の日本

住民の生活の様相をある程度具体的に知ることができるのは、今から約1万2千年前にはじまる縄文時代からである。縄文時代の日本列島の住民は、北海道から南西諸島までかなり似通った文化を持ち、狩猟・漁労・採集・初期農耕で食を得ていた。続く弥生時代には、水田による米作が始まり、地域的な文化の違いが大きくなるとともに、集落間の争いが頻繁になった。そのなかから多数の集落を統合する政治組織も登場したと考えられる。

倭から日本へ

1世紀に北九州に奴国という小国があり、3世紀邪馬台国が、5世紀には国があったことが中国の史書にみえ、それぞれの国の領土が次第に広くなったこともうかがえる。5世紀の倭は、大和地方を本拠に本州中部から九州北部までを支配したと考えられている(→大和朝廷)。邪馬台国もそれに近い領域を持っていたという説があるが、これには異論もある。倭は6世紀後半には、東北地方南部から九州のほぼ全域までを支配していた。領土拡大の過程では大小の国や種族との和戦があったが、伝説的な物語しか伝わっておらず、その実態は定まらない。倭は670年から703年までの間に、国の名を日本と改めた。

律令国家の日本

7世紀まで、倭は歴史的に任那・加羅の領有権を主張して、また朝鮮半島の諸国との政治的関係から、しばしば半島に出兵していた(皇国史観では、日本が朝鮮半島諸国より上位にあると主張していたとされる)。しかし白村江の戦いに敗れてからは、対馬までを日本領として西方は防衛に専念した。反面、東北の蝦夷に度々遠征軍を派遣して、国境を北に押し上げた。この時期以降、日本はの文物を導入して、律令にもとづく政治制度を整備した。貴族が高位を占める官僚制国家が、土地と人民を直接掌握し、税と労役・軍役を各戸に直接課すものである。律令が中央・地方の社会を強く規定した8世紀は、律令国家の時代とされる。これは奈良時代をすっぽり包み込む時期である。文化面では唐の影響がもっとも強く、官人貴族の服装も唐にならった。律令国家は、5世紀に入ってきた仏教をやはり唐から取り入れて全国に広め、それと並行して神道も整備された。

王朝国家の日本

しかし律令制度は、貴族と寺社が国家の支配を受けない荘園を拡大し、地方支配が弱まっていくなかで、次第に有名無実化していった。10世紀には唐の影響は弱まり、京都の貴族が日本独特の洗練された文化を開花させた。律令政治の解体後に生まれた11世紀から12世紀の新しい体制を、歴史学者は王朝国家と呼んでいる。王朝国家の時代には、中央の体制は安定していたが、地方行政の弛緩が顕著になり、武士が地方の行政・治安の真空を侵食した。武士は互いに戦い、あるいは反乱を起こして鎮圧される中で、次第に存在感を増していった。宗教では、それまで国家護持を期待されていた仏教に、個人救済の傾向が強まった。

中世の日本

天皇家の内乱である保元・平治の乱で活躍した武士は、源氏と平氏に分かれて武士の頂点に立つ地位を争った。12世紀末に最終的に勝利した源氏の源頼朝は、鎌倉に留まって、全国の武士を支配する鎌倉幕府を開いた。幕府は朝廷の権威を否定しなかったが、武士を支配することを通じて地方の警察力を独占した。武士は、荘園や国衙領の存在を否定しなかったが、さまざまな理由をつけて年貢を奪い、みずからのものにした。荘園・国衙領の侵略は、鎌倉時代から室町時代まで徐々に進行し、最終的に戦国時代に完了した。

近世の日本

全面的な内乱と各国の大名の潰しあいのなかで、各地の戦国大名は領国内の軍事力と経済力の総力を動員する体制を整えた。この過程で、武士以外の階層が持つ特権は、貴族・寺社のものも惣村や町のものも破壊された。また、北辺では現在の北海道の南部に進出してアイヌ人を支配し、南方では琉球を事実上支配するようになった。内戦終了後の日本は、多数の大名に分割して領有され、そのなかでも最大の領主たる徳川氏が幕府を開いて日本全体の支配者になる、という幕藩体制をとった。この江戸時代は、対外的には、長崎以外で外国との交流を禁止する海禁政策を採り、この期間を鎖国の時代と呼ぶ。海禁政策は、この時期における多くの東アジア諸国に共通して見られる対外政策であった。この時期、日本は二百数十年の平和によって経済的に繁栄し、とくにその後半には、各種の学問が興り、都市の世俗・大衆文化が隆盛を極めた。

近代の日本

1854年に欧米列強の脅威に屈して幕府が開国すると、その政策に対する反発から尊皇攘夷運動が起こった。西国の諸藩の反乱を鎮圧できなかった江戸幕府は、1867年に天皇に政権を返還すると宣言した。この体制変革と直後の改革を明治維新と呼ぶ。新政府は、藩を廃止し、武士の特権をなくし、天皇と官僚を頂点にする中央集権国家を打ち立て、西欧列強を模範として富国強兵を推進した。その目標を軍事面で実現した日本は、日清戦争に勝利して台湾を、日露戦争で樺太南部を、さらに1910年に韓国を併合した。軽工業が発展し、20世紀に入ると軍需に偏していたが重工業も伸びた。日本は国内的には立憲君主制の体裁をとり、当初の藩閥政治を脱して、1920年代には政党内閣が政治をとるようになった。しかしその一方で、天皇の崇拝と絶対化が教育と政治の正統思想とされ、これらはやがて皇国史観として一人歩きし、民族主義的思想を醸成するプロパガンダとして用いられた。これを利用して、1920年代末から軍部が独立性を強め、1930年以降は、政府の意思に反して中国への侵略を繰り返し、ついには政党政治を葬り去った。軍部に導かれた日本は対外強硬姿勢を強めるばかりで、ドイツ・イタリアと同盟し、1941年に連合国を相手に戦争を始めた。日本は多大な人的・物的損失を出して戦争に敗れた。

現代の日本

敗戦後、日本は台湾朝鮮樺太南部を失った。1952年まで連合国総司令部の軍事占領下におかれたが、直接的な統治は沖縄と小笠原諸島を除き日本の国家機構が行なった。1946年に発布された日本国憲法は、主権は国民に由来するとした「国民主権(主権在民)」、平等権・自由権参政権・請求権などの権利を保障する「基本的人権の尊重」、戦争を放棄し、国際紛争を武力や武力による威嚇によって解決しない「平和主義」を三大原則とした。また、天皇を日本国および日本国民統合の象徴として、天皇の国政に関与する権能を大きく制限した。農地改革などの社会改革が実施された。戦争によって著しく落ち込んだ経済は、復興の後、1960年から1970年代初めまで高度経済成長を遂げ、1980年代にはアメリカ合衆国に次ぐ経済力と技術力を備えるようになった。人々が豊かになるにつれ、生活と文化の洋風化・アメリカ化が進んだが、後にはそうした基盤の上に日本独自の文化が生まれるようにもなった。日本は憲法で軍隊を持たないことを定めたが、1950年から事実上の再軍備を行ない、冷戦期には米国と同盟してソビエト連邦に対抗した。冷戦後には国際連合やアメリカ合衆国に協力して海外に軍事力を展開するようになった。

時代区分

文化の時代区分

一覧

用語

関連記事

地域別の歴史


前期中期旧石器時代捏造問題

かって、日本にも東北地方を中心に、前期旧石器時代・中期旧石器時代が存在したという証拠遺跡が発見され、歴史教科書にも記載されていたことがあった。これらの遺跡(石器)は、ある人物の捏造であったことが判明し、現在では前期旧石器時代・中期旧石器時代の確実な遺跡は日本には存在しない、というのが現時点での考古学の知見である。
なお、前期旧石器時代・中期旧石器時代は、ホモ・サピエンス以前の
ヒトが築いた文化であり、日本列島にはホモ・サピエンスがアフリカから移動してくる以前には人類はいなかったことになる。



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