満州
満州(まんしゅう)は、旧字で満洲とも表記し、現在中国の遼寧省、吉林省、黒竜江省の3省が位置する地域の旧称である。現在は東北地区と呼ぶ。
この地域は清の支配民族満州(マンジュ)の居住地域であったことから西欧語では「マンチュリア」と呼ばれており、漢字圏でもこれに対応させて「満州」と呼ぶようになったものである。1932年から1945年まで日本の傀儡国家である満州国が中国から独立してこの地に建国されていたことから、現在は「満州」の地域名称を使うことは避けられ、代わりに「東北地区」と呼ばれている。
北と東は黒竜江(アムール川)、ウスリー川を隔ててロシアの東シベリア地方に接し、南は鴨緑江を隔てて朝鮮半島(北朝鮮)と接し、西は大興安嶺山脈を隔ててモンゴル高原(内モンゴル自治区)と接する。南西では万里の長城の東端にあたる山海関が華北との間を隔てている。
場合によっては、満州の地域概念は、満州国の領土に組み込まれていた内モンゴルの東部地域をも、あるいはネルチンスク条約(1689年)で清朝領であったがアイグン条約(1858年)・北京条約(1860年)でロシアに割譲された外興安嶺(スタノヴォイ山脈)以南・黒竜江以北・ウスリー川以東のロシア領の地域をも、含むことがある。






